Flash Application Design and Development

Flash Application Design and Development

Adobe Flash (アドビ フラッシュ)は、アドビシステムズ (Adobe Systems) が開発している動画やゲームなどを扱うための規格及びそれを制作する同社のソフトウェア群の名称。元の開発会社はMacromediaで旧称は Macromedia Flash。10.1から携帯端末にも対応したが、それ以前の携帯端末向けはAdobe Flash Lite。競合としては、Microsoft Silverlightがある。類似技術として、W3CやWHATWGにより標準化の過程にあるHTML5が台頭しつつある。

概要

ベクターイメージが規格の中心で、それにスクリプトで制御することによりマウスの動きに合わせてアニメーションしたり、音を鳴らしたりなど、インタラクティブなウェブサイトを作成するのに向いている。アニメーション、ゲーム、ウェブサイトのナビゲーション、音楽再生などのコンテンツを作るためのソフトウェア。再生環境への依存度が低く、ベクターイメージを扱う場合、ウインドウサイズを変えても画質が劣化しないという特徴がある。ラスターイメージを扱うこともでき、この場合ビットマップスムージングで画質の劣化を目立たなくすることができる機能がある。

Flashを用いるとインタラクティブ性の高いウェブサイトにすることも可能だが、Webブラウザやプレーヤーからテキスト検索できない。ただし、Googleなど一部の検索エンジンは Flash内のテキストを抜き出して、検索対象とすることができる。

Flash 再生ソフトとしては主に Flash Player が使われる。Microsoft Windows、Mac OS X、Linux などのオペレーティングシステム上で動作し、代表的なWebブラウザの中でプラグインとして動作させることもできる。携帯電話機にも再生ソフトが搭載されているものがある(以前は機能制限を加えたAdobe Flash Lite が提供されていた)。

また、アドビシステムズは Flash をウェブ以外にも利用できるようにする意向を発表している。Flash のファイルフォーマットは 仕様が一般に公開されており、アドビシステムズ以外の企業、個人でも Flash データを加工、生成するソフトウェアを自由に開発、配布することができる。しかし、仕様書に基づいてFlashファイルを再生するソフトウェアを開発する ことは認められていなかった。そのため、例えば Flash 再生ソフトである Gnash では、ウェブ上に存在する Flash を収集し、それらを解析することを通じて開発が行われていた。その後ライセンスの変更が行われ、現在では互換ソフトの開発が可能になっている。

Flashによるアニメーションは、ポータルサイトや企業や公的機関、歌手や個人のウェブサイト等においてトップページに使用されるが、HTMLの代替ページを用意していない場合は、アクセシビリティの 観点から批判も受けることも多い。また、Flash上に表示されたテキストは、通常のテキストや画像のようにブラウザの機能を用いてコピーや印刷、保存す ることが不可能なため、たとえば歌詞などのテキストをFlashを用いて表示し、容易にコピーペーストされないようにするという特殊な使われ方もある。そ のほか、バナー広告をはじめとしたウェブ広告の分野においても広く使用されている。

近年のバージョンでは、インタラクティブなコンテンツの表現手段だけにとどまらずリッチインターネットアプリケーション向けの機能が拡充されており、高度なユーザーインターフェイス、複数ファイルの同時アップロード、シームレスな動画の再生など、DHTMLなどではまかないきれない柔軟で利便性の高いインターフェイスをクロスプラットフォームで比較的容易に提供できる手段としても普及している。

とくに、2006年に脚光を浴びたYouTubeとともに急成長した動画配信の分野においては、(デジタル著作権管理の保護が必要な一部のケースを除いて)非常に広く使われており、従来のWindows Media Player、QuickTime、RealPlayerによるストリーミング再生に替わって、動画配信において欠かせない技術のひとつとなっている。

メディア・アート、インタラクティブ・アートやインスタレーションの制作ツールとしてFlashが使用されることもある。